こんにちは。
インタビューを受けて頂きありがとうございます。
今日はよろしくお願いします。
こんにちは。よろしくお願いします。
早速ですが、双極性障害Ⅱ型の診断を受けるまでのお話をお聞きしてもよろしいですか。
はい、大丈夫ですよ。中学生の頃、家庭環境のことで少し問題があり、生活習慣を整えるためと、家に帰る準備のために短期入院していました。その後は、高校3年生になるまで病院の先生に頼っていました。当時は、ずっと家から出たいと思っていました。当時は、うつ状態になりながらひたすら勉強とアルバイトを頑張っていました。
うつ状態になりながら・・・。頑張ってこられたんですね。
突っ走っていたと思います。その時の様子を病院の先生に伝えたら「もう大丈夫。病気でもなんでもない。思春期的なものです」と言われました。でも、自分の中では、お腹の中にずっと黒いものがあるみたいな感じがしていて、希死念慮もありました。そう言われた瞬間、先生は信用できないと思いました。
思春期的なものと言われたら、みんなこんなに苦しいの?って思ってしまいますよね。
そうなんですよ。それから少し経って、大学生活が始まりました。講義では毎回挙手していて、大学生活を頑張ろうという思いでいっぱいでした。でも、常に人間関係では悩んでいました。この時も家から出たいと思い続けていました。
頑張ってやろうというお気持ちがあったんですね。それからはどうでしたか。
大学4年生のとき、2回ほどうつ状態で動けなくなりました。今考えると、大学生活は楽しかったけど、色々ありましたね。何よりも「実家から出たい」という思いが強かったと思います。とにかく人から離れたかったんです。
離れたいお気持ちがあったんですね。離れてみてどうでしたか。
物理的に距離を置いても、楽にはなれませんでした。
そうだったんですね。
社会人1年目は、上司からのパワハラに悩んでいました。同期と比較されることが多かったです。上司から「お前には教えない」とまで言われたこともあり、しんどいことを言われ続けていました。ある時「物理的に距離を置いても、何も変わらない。自分が変わらないといけない」と強く考え始めるようになりました。
素敵な気づきですね。診断を受けた後の思いをお聞きしてもよろしいですか。
そうですね。診断されて思うこと・・・。自分を見つめ直す作業は難しいけど、自分の考え方の癖を知ることが重要なんだと思いました。いろんなことを繰り返してしまって、しんどくなる。それなら、自分自身と向き合う作業が必要なんじゃないかなって。
自分を知る。とても難しいことですが、重要なんですね。
それでは、最後に同じ疾患を抱える方に伝えたいことはありますか。
あります!行動できない時期はあるとは思いますが、まずはやってみることが大事だと思います。やってみないことには景色は変わりません。1分でもうつ状態ではないことがとても嬉しかったです。まずはやってみて、少しでも変化が出ていれば収穫だと思っています。嘆いていても何も変わらない。自分のことは、やっぱり自分でやらないといけないですね!
どうしようもできない時は、もちろん他人や社会資源の支えが必要です。
それでもずっと頼り切っていては、前には進みにくいということですね。
今日は貴重なお話をありがとうございました!
こちらこそありがとうございました。またよろしくお願いします。
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